のんのんばあとオレ 水木しげる著

b0005182_1123269.jpgこの写真はコミック版だけれど、実際に読んだのは筑摩書房から出ている自伝風の随筆。

あとがきの中の一文が心に残る。『ゲーテがいっている、人は少年時代なら少年時代に、老年時代なら老年時代に、それぞれ味わっておかなければならないことがある、と。私はまさしくそういう少年時代を送ったようだ。のんのんばあとのかかわりあい、多趣味、ガキ大将、こういうことは私にとって少年時代に是非とも味わっておかなければならなかったことなのだし、また、これがどれほど今の私に役立っているかしれない。』(のんのんばあとオレ、あと書きより)

勉強はしない、勤め先は次々クビになる…親としては随分心配もしたにちがいないけれど、こうして、勉強ではなくても何かに夢中になっている子供は、いずれ自分の道を歩き始めるものだし、それがたとえ茨の道であろうと、幸か不幸か決めるのは子供自身…。親は大きな心でハラハラしながらも見ていることしかできないのかも。
我が子供達、今でしか味わえないいろいろなこと、しっかり味わって欲しい。受験生の不安も、やりたい事が見つからない焦りも、恋も、夜のネオンも……。
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by akazukin_3 | 2004-11-19 11:39 | 読書日記