頑張る…ということ

私は頑張らない。
頭の痛い時はぼんやりコーヒーを飲み、
疲れている時はしなびたレタスのようにくたっと横になり、
あまりにたくさんの仕事があるときは、
何もかも放り出してしばし呆然と空を眺める。

そんな毎日だからイラッとすることもあまりなく、
子供たちがパジャマを脱ぎ捨てたままゴロゴロごろごろ転がっていても、
『寛いでるわね』…ですんでしまう。

家族のみんながそうだから、
我が家はめったに大きな声をする人はいない。
優しい風が吹いていると言うべきか…
はたまた生ぬるい風が漂っていると言うべきか…。

そんな我が家に時々母が遊びに来る。
家事をほったらかして先にのんびりしてしまう私の変わりに、
母は洗い物をし洗濯物を干し、庭を箒で掃く。
のんびりしてはいるけれど、なんでも自分でしたい私は、
放っておいて欲しい…と何度も何度も言うけれど、
すぐに忘れてしまう母。

そんな母が風邪をひいた。
私が旅の疲れから頭痛薬を飲んでボウッとした後、
旅のバッグやお土産もそのままに韓国語講座に出かけて帰ってくると、
母は洗濯物を干して、ゴホゴホ咳をしながら寝込んでいる。
熱を測ると38度…。

しんどい時にどうしてそこまで頑張るのか…。
自分の仕事ではない。
放っておいて欲しいと言われている事を、
善意でおこなって風邪をこじらせ寝込んでしまう。

私はふう~っと溜息をつき、
母のためにアイスクリームとジュースと、
晩御飯はおかゆがいいかしらと買物に行く。 

頑張って頑張って寝込んでしまえば、余計に迷惑をかけるから、
私は頑張らない。
無理をしない。
できるだけ人に負担をかけたくない。
人の時間を使いたくない。

頑張ると言うことの意味をじっと考える……。
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by akazukin_3 | 2005-05-28 22:44 | 日記